お知らせ
  • ※急募 子ども支援事業担当スタッフ(常勤・パートタイム)募集
【2018年度のパクト子ども支援事業に関して】

パクト子ども支援担当の「ふるやん」こと、古野です。

 

2011年10月より陸前高田市気仙町で始まり、

これまで市内4地区で開催してきた『みちくさルーム』は、

2018年3月をもって活動に区切りをつける運びとなりました。

 

震災で失われた子どもたちの遊び場や居場所、

体験の場を作る目的で開始したこの活動は、

当初より「市内の小学校のグラウンドに建った仮設住宅が撤去され、

再び運動場として使用できるようになるまで」を終了のめどとして、

これまで実施してきました。

 

2017年度に入り、市内の各学校の校庭に建った仮設住宅も

段階的に撤去が始まるなど、子どもを取り巻く環境も、

震災から7年近くが経過する中で少しずつ変化し日常に戻りつつあることから、

今回の決断に至りました。

 

2013年4月に私がパクト子ども支援担当職員として入職してからこれまで、

たくさんの子どもたちとの出会いがありました。

 

心に溜まったモヤモヤを晴らすように、冬場でも汗ビッショリになって遊ぶ子、

ボランティアの学生に、わざとそっけない態度をとる子、

スタッフにぴったりとくっついて甘える子、

一人一人の個性や気持ちが活動の場に溢れ、

みちくさルームをカラフルに彩ってきました。

 

 

 

野球が大好きな男の子は、「野球がしたいのに、できる場所がない」と、

仮設住宅の片隅で悔しそうに肩を震わせて泣いたこともありました。

 

小学生の頃毎回活動に参加していた子は、中学生になってから、

ボランティアとして「みちくさルーム」に来てくれたりもしました。

 

活動の後に、仮設住宅に一人で帰っていく子を見て、

目に大粒の涙を浮かべていた学生ボランティアは、その後大学を卒業するまで、

何度も何度も東京から陸前高田に脚を運び、みちくさルームに参加してくれました。

 

 

活動後の「振り返り」の時間では、

子どもたちとのエピソード、ボランティア一人一人の活動への想いを

チーム内で分かち合っているうちに、

ボランティアもスタッフも感極まってぼろぼろに泣いたこともありました。

 

 

震災は、陸前高田に暮らす子どもたちから、

大切な人やもの、遊び場や、本来当たり前に生活の中にあるはずの

体験の機会など、多くのものを奪っていきました。

 

 

 

 

私たちには、「失ったもの」を取り戻す術はありません。

圧倒的な災害の傷跡を目の当たりにし、

自分の無力さを痛感する日も数えきれないほどありました。

 

それでも、これまで「みちくさルーム」を継続してこられたのは、

この活動が生み出してきた、たくさんの笑顔や思い出、

そして数えきれない数の出会いや発見、学びが

私たちスタッフを支え、成長させてくれたからだと思います。

 

 

スタッフにとっても、地域の子どもたちやボランティアの皆さんと

共に過ごした時間は、かけがえのない宝物となっています。

これまで、多くの皆様のご支援・ご協力をいただき、

『みちくさルーム』を継続できましたことに、心より御礼申し上げます。

 

『みちくさルーム』は2017年度をもって区切りとなりますが、

2018年4月以降は、米崎町の古民家を活用した常設の子どもの遊び場・

『みちくさハウス』の運営を軸に、新たな体制で

子どもたちのサポート活動を継続していく所存です。

これからも、『みちくさハウス』が子どもたちの笑顔に彩られ、

たくさんの思い出が生まれる場となるよう、

1つ1つの出会いを大切に活動してまいります。

 

今後の活動についても、団体のフェイスブックやホームページ等で

ご報告してまいりますので、引き続き温かなご関心をお寄せいただければ幸いです。

 

「子どもが元気なまちの未来は明るい」。

 

そう信じて、これからもここ陸前高田で、

子どもたちに寄り添える活動を続けてまいりたいと思います。

 


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