お知らせ
4月のサポートステーション活動報告

~こんにちは サポートステーションです~

 

 4月27日(木)。震災後嵩上げされた土地に、待望の複合商業施設「アバッセたかた」がオープンしました。「あばっせ」とは気仙の言葉で「一緒に行こう」という意味です。オープン初日からGWにかけてオープニングイベントが催され、連日賑わっていました。すぐ隣に完成した「まちなか広場」では、大型遊具で遊ぶ子どもたちの姿も見受けられ、全力で遊ぶ笑顔が眩しいです。少しずつ、一つずつ、新しい街ができていくことで、また前向きな気持ちになれるような気がしますね。陸前高田市民はもちろんですが、観光客の皆様もぜひ、アバッセにあばっせ!

 

 水田では、整地(田起こしや代掻き)があちこちで行われており、もうすぐ続々と田植えの風景も広がることでしょう。サポステ近くの休耕田も、ボランティアさんに草刈りを続けていただいた甲斐あって、今年は何年かぶりに田んぼとして復活しそうです。

 

 

《  4月のサポートステーションのおもな活動をご報告します  》

 

【4月も岩手県内をはじめ、大阪府・京都府・奈良県・福井県・富山県・愛知県・静岡県・山梨県・神奈川県・東京都・埼玉県・栃木県・秋田県・宮城県等、全国各地から145名のボランティアの皆さんが、陸前高田市のために活動してくださいました。】

 

仮設住宅から再建した自宅への引越しのお手伝いの依頼がありました。

 依頼主のおじいさんとおばあさんだけでは疲れてしまい、体調を崩してしまったとのことで、茶碗や日用品を梱包するお手伝いをしました。ボランティアと一緒に棚の上にあった荷物を片付けているとき、泥のついたままの写真やアルバムが段ボールに入っていました。おばあさんは震災後の混乱と忙しさで、落ち着いて片付けたことがなかったそうで、「こんなところにあったのか」という感じでした。そこで何気なく見つけた、お孫さんが卒業時に家族に宛てた感謝の手紙を読んだおばあさんは、思わず涙を流していました。その姿を見たボランティアさんも心を打たれ、改めて気持ちをこめた活動をしてくれました。おじいさんは、震災後にボランティアから助けられたことを、事細かく覚えていて、休憩中に話してくれました。ボランティアの想いを決して忘れず、心のよりどころにしてくれていることに、私たちも嬉しくなりました。

 

また、みなし仮設住宅に住む一人暮らしのおばあさんからの依頼で屋根の塗装を行いました。塗装をするはずのご主人が昨年他界され、困っていたとのことで、とても喜ばれました。活動した日が、ちょうど一周忌の翌日とあって、おばあさんもご主人の想いが叶ったと感慨深げでした。

 

漁師さんだったおじいさんからは、漁具の片付けの依頼がありました。震災後、体調を崩され、今は漁に出られないのですが、またいつか再開するんだと、語ってくれました。

 

 ボランティアさんにご協力いただきながら、困っている住民の気持ちに寄り添い、出来る限りのお手伝いをしていきたいと思います。

  

 

 

4月も何度か竹林の整備をして頂きました。震災後に内陸に引っ越してしまい、たまにしか実家に戻れない地権者さんは、竹藪の伸びの速さに困っていたそうで、次第にすっきりしていく竹林を見て、とても喜んでいました。

 

また、強風でリンゴ園内に倒れてきた杉の木を処理するお手伝いをしました。これから特産物のリンゴがつぼみをつけようという時期だったため、すぐにボランティアさんに対応していただき、農家さんもホッと胸をなでおろしていました。

   

 

 

地元の「高田松原を守る会」さんの活動も継続してサポートしています。

 いよいよ5月末から防潮堤に松の苗木が移植されます。その際に使用する防風柵作りでは、

竹を適正サイズに竹を切る・割る → 四角を滑らかに削る → 竹柵を編みこむ

という一連の工程を状況に応じて行いました。全国から駆けつけたボランティアの皆さんそれぞれが、高田松原の再生に想いを馳せ、活動して下さいました。数十年後を見据えた未来志向の活動に全国各地から御理解・御協力を頂いていることを、守る会の会長さんもとても感謝していました。

   

 

 

古川沼での遺留品さがしも継続して行っています。

 4月は15日(土)に活動しました。今回の活動では、お骨らしきもの一柱が見つかり、警察に届けさせていただきました。ボランティアの皆さんは、少しでも行方不明者の方々の手掛かりとなるものが見つかるようにとの強い思いで、一生懸命活動して下さいました。今後一人でも多くの方に大切なものがお返しできるよう、今も家族の帰りを待つ方々にとっての心の拠り所となれるよう、できる限り活動を継続していきたいと思います。

 今年度も、8月までは第1、第3土曜日に活動できることが決まりました。今後も、皆様のご協力をいただければと思います。

  

 

 

漁業や農業も、できるお手伝いをしています。4月は、ワカメ養殖の最盛期で、漁師さんの手伝い等をしました。今年も「三陸ワカメ」のブランドを守るために、どの漁師さんも手塩にかけたワカメができました。また、ボランティアさんの力で再生することができた畑の防獣ネットのメンテナンスもしました。

 陸前高田市の基幹産業でもある一次産業が復興し、今後も受け継がれていけるよう、ご理解を頂きながら活動していただいています。

 

また、ボランティアさんに近隣住民の方から頂いた材木を薪にしていただいたり、薪置き場を整備していただきました。サポートステーションの薪ストーブで使用したり、ボランティアさんを通して、岩泉町にも届けさせて頂きました。また、近くの漁港で暖をとりたいと、漁師さんももらっていきました。

   

 

岩手県北部や北海道の台風被害を受けた方々、九州地方、鳥取県周辺の大地震で避難生活を余儀なくされている方々も、いまだ不安の中にいることと思いますが、一日も早く皆様が平穏な日常を取り戻しますことをお祈り申し上げます。また、現地で復旧・復興のため活動を続けるボランティアさんも、どうかご安全に活動をお願い致します。

皆様も健康に留意され、お元気でお過ごしください。震災から7年目になってもなお、当地を思い、駆けつけてくださるボランティアの皆様に心より感謝申し上げます。私たちは、これからも、地元住民の気持ちに寄り添う活動を続けてまいります。

 皆様にまたお会いできますことを、スタッフ一同楽しみにしております。


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