【サポステだより 7月号】

全国的な猛暑となった7月。
陸前高田市も暑さが厳しく「ヤマセ」が恋しくなるほどでした。
ボランティアの皆さんの体調も心配しながらの活動となりましたが、オリエンテーションで話している「無理をしない」ことを、活動に参加している方それぞれがしっかり実践してくださり、体調不良者が一人も出ることなく過ごすことができました。これは陸前高田の住民にとっても私たちスタッフにとっても、本当に嬉しいことです。陸前高田への想いを持って活動してくださる皆さんが体調不良になったり怪我をしたりすると、地元の人たちは「せっかく来てくれたのに申し訳ない…」という気持ちになります。7年前から様々な気持ちを抱えながら生活している人たちに、これ以上辛い気持ちにさせないようにすることも、ボランティア活動をする上で忘れてはいけないことだと思います。

 

 

◎7月も遺留品捜索を行いました。今月は県外からの高校生のみなさんも参加してくださいました。震災当時小学生だった子が高校生になり、陸前高田市まで足を運んでくださったことを、とても嬉しく思っています。今の陸前高田市をどう感じ取ったのでしょうか?
いつも通りの生活が震災によって失われ、当たり前ではない状況が当たり前になってしまった陸前高田ですが、今もこうして震災前の思い出を探す活動を続けることで、住民の気持ちを支えることにつながっていると思います。

 

 

◎仮設住宅等での草刈りの依頼も多くなっています。
震災から7年以上が過ぎ、自宅を再建するなどして引っ越したり、集約のため、空室になった仮設住宅も少なくありません。それでも様々な事情で、今も仮説に住んでいらっしゃる方も多くいらっしゃいます。
どんな住環境においても、整備された環境で過ごしたいと思うのは皆同じだと思います。仮設住宅に住んでいる方々にとっては、8回目の仮説住宅での夏です。少しでも快適に過ごしていただけるよう、ボランティアの皆さんが一生懸命活動してくださいました。

 

 

◎7月はパクトの子ども支援事業が運営する「みちくさハウス」の環境整備なども行いました。
陸前高田市内は、今も工事車両が行き交い、子どもたちが安心安全に遊べる環境は少ないままです。ボランティアの皆さんは環境整備だけでなく、子どもたちが遊べるようにと竹馬や竹ぽっくりを作ってくださいました。竹馬に乗れる子も乗れない子も、昔ながらの遊びを十分に楽しんでくれたようです。気持ちのこもった手作りのプレゼントに、心も温かくなりました。

 

 

◎野菜の収穫
津波をかぶった土地で思うようにリンゴが育たず、リンゴの木を移植した依頼者さん。リンゴの木を写した跡地を畑にするお手伝いをしていますが、次々と野菜が収穫の時期を迎えています。トウモロコシやスイカのおすそ分けをいただき、ボランティアさんと一緒にいただきました。どれを食べても美味しい!
とにかく甘くて美味しい野菜たちに、都会から来たボランティアさんたちは大喜びでした。
 

 

◎お買い物や通院のサポートも行っています。また、お風呂掃除等の依頼もあり、生活の中のお困りごとの内容も少しずつ変化していることを感じています。震災後、一人暮らしになったり体調を崩されたりして、思うように動けなくなったと話す依頼者さんが、ボランティアさんと接することで笑顔になっていきます。誰かが誰かを想う気持ちは、目には見えない力となって寂しさや不安を少しずつ取り除いてくれているのだと思います。

私たちは、これからもボランティアさんと住民をつなぎ、笑顔が増えて行くよう、活動して行きたいと思います。

8月になり、まだまだ猛暑が続きそうです。
元気に夏を過ごし、ボランティア活動は無理のないように計画し、元気に夏を過ごしましょうね!

 

 

 

※各地で地震や豪雨災害があり、多くのボランティアさんが活動してくださっていますね。本当にありがとうございます。熱中症には十分気をつけ、無理のないようお願いします。
また、被災地で災害ボランティアセンターやそこに関わるスタッフとして走り回っている方も多くいらっしゃることでしょう。酷暑の中、自分が思うよりも疲労が蓄積されていることもあります。「休む」ことを意識しないと休めない人もいるかもしれません。無理に休もうとすると帰って気持ちが沈んでしまう方もいるかもしれません。今、無理をしてしまうと、これから先がもっとシンドクなることもあるかもしれません。それぞれに合った休み方で、時には自分を一番に考えて心と身体を労ってあげるのも大切だと思います。


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